前々回の記事では西暦3000年には日本人が絶滅してしまいそうなこと、前回の記事ではその推計でもけっこう楽観的なのではないかということを書きました。
今回からは推計ではなくファクトをしっかり確認しようかなと。
まずは現実をちゃんと見つめる
出生数のデータをまた社人研から引っ張ってきて、データがある1873年から2020年までの毎年の出生数をグラフにしてみました。
感想
過去戦争があったからとか丙午が云々とかはよいとして、1973年くらいからの下降ぶりがすごいですね。日本全体のとしての無計画さがよくわかるグラフです。
- いま50歳くらいの人々は、同世代が200万人くらい生まれていたようですが、
- いま40歳くらいの人々は同世代が150万人くらい
- いま20~30歳くらいの人々は同世代が120万人くらい
- そしていまの0歳児は同世代が80万人
うちの子の同級生は80万人しかいないのか・・・
大きくなって働きだしたら、会社におじさんが新人の1.5倍くらいいる計算ですね。
コンビニとか、トラックドライバーとか引越し屋さんとか、ウェイターウェイトレスとか、アパレルの店員さん、介護施設、保育士さんとか、とにかく若者の人手が必要な産業は、本当に人手不足でまずいですね。どれくらい機械やAIで代替できるものなのか。
総需要が減り、機械やAIで代替されるとは言っても、この人口減少の威力の前ではけっこう厳しい気がしますね。しっかり一つずつ考えて対策をさっさと売っていかなければなりませんね。人口減少対策ではなく少子化食い止め・反転政策を。
コメント
[…] 前回記事では、出生数が右肩下がりで減ってきていることを書きましたが、男女比のデータもあったのでグラフにしてみました。 […]