安易に「その子によって違う」と言ってしまう
起床時間、昼間の過ごし方、ミルクのタイミングや量、お昼寝時間、夕寝時間、寝る時間、寝かしつけ方法・・・
もちろんその子によって違うのだとは思いますが、実際本当にそうなのか?というのが前々からの疑問でした。
全世界うん十億人でそんなに違うのでしょうか?
有史以来何千年、毎年赤ちゃんが生まれて何十億人も人間が育ってきているなかで、生まれてたかだか数年の新生児から幼児までの寝方のパターンが何十億通りもあるわけがなく、だいたい共有したパターンや傾向があるのではないかと思います。
データを取るのが難しいだけ
しかしそうした共通パターンを見出すためには、詳細にデータを取って比べる必要があります。子育ては家の中で行われており、毎日そんなに几帳面に紙とペンでデータを取るのも大変ですし、統計データ解析をするには何万人×何万回の睡眠データを取る必要があります。
それが大変なので、諦めて「その子によって違うので」と安易に言ってしまっているだけなのではないかと思います。
統計データを追ってみよう
このコラムでは、ちょっと時間はかかりそうですが、これまで出されている赤ちゃんの睡眠にまつわる統計データを追いかけてみようと思います。
論文をたくさん集めてメタ解析までできるとよいですが、さすがにそこまでの根性とスキルはないので、参考文献をたくさん集めて眺めて並べて比べてみた、くらいになるとは思いますが、やってみようかと。
幸い、スマホが登場して睡眠アプリが登場し、データは集めやすくなっているはずです。それらを分析した論文も出てきているはず。テクノロジーの進歩により赤ちゃんの睡眠パターンや傾向と対策もわかってくるはずです。
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